-芍薬(しゃくやく)-


生薬 芍薬(しゃくやく)の効能

芍薬は漢方処方で最もよく配合される生薬の一つで、主として筋肉の硬直、腹痛、腹部膨満感、頭痛、血滞などに広く処方されています。

主成分のモノテルペン配糖体ペオニフロリンには鎮痛、鎮静作用の他、末梢血管拡張、血流増加促進作用、抗アレルギー、ストレス性潰瘍の抑制、記憶学習障害改善、血小板凝集抑制などの作用が有ります。その他、非糖体ペオニフロリゲノンには筋弛緩作用が認められています。

注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。


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芍薬(しゃくやく)の原料

芍薬(しゃくやく)の原料「シャクヤク」は、古く中国から渡来したもので薬用として、また観賞用として栽培されているボタン科の多年草です。根を薬として使用します。

従来は、水洗後にコルク層を剥いで天日乾燥したものを生干芍薬(俗に白芍:ビャクシャク)、皮を剥がずにそのまま乾燥したものを赤芍(セキシャク)として区別していました。しかし、皮にも有効な成分が豊富に含まれていることが判明して以来、そのまま乾燥したものである、赤芍が市場に多く見られるようになりました。中国では赤芍にベニバナヤマシャクヤクを当てています。

芍薬(しゃくやく)が配合されている漢方薬


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漢方薬の使用上の注意

漢方薬の副作用

漢方薬の「証」の自己判定テスト


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