-牡丹皮(ぼたんぴ)-


生薬 牡丹皮(ぼたんぴ)の効能

牡丹皮は鎮静、鎮痛、消炎作用があり、漢方で血行不順に関係する婦人病薬として、芍薬とならんで多用されますが、単独で用いられることなく、駆お血(血の流れの改善)処方に配合されます。

主成分は、フェノール類のペオノールやモノテルペノイド配糖体のペオニフロリンなどで、いずれも鎮痛、鎮静作用が認められています。ペオニフロリンにはまた、大腸薗、ブドウ状球薗、連鎖状球菌などに対して増殖抑制作用があります。その他タンニンを多く含みます。

牡丹皮は体質的には体力があり、便秘がちな人に適用されます。

注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。


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牡丹皮(ぼたんぴ)の原料

牡丹皮(ぼたんぴ)の原料「ボタン」は中国原産で、日本各地で栽培されるボタン科の落葉低木です。薬として利用されるのは、このボタンの根の部分になります。品種はふつう花が淡紅色で単弁のものです。

牡丹皮(ぼたんぴ)が配合されている漢方薬


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漢方薬の使用上の注意

漢方薬の副作用

漢方薬の「証」の自己判定テスト


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