-よく苡仁(よくいにん)-


生薬 よく苡仁(よくいにん)の効能

よく苡仁は消炎、排膿、強壮、鎮痛薬として、慢性胃腸病、潰瘍、悪性腫瘍、神経痛やリュウマチなどの痛み止めに用いられています。

不飽和脂肪酸エステルのコイキセノライドは、マウスのエールリッヒ腹水ガンに延命効果が認められている他、熱水抽出エキスにヒト末梢血リンパ球、ヒトTリンパ芽球性白血病細胞、ヒト悪性黒色種細胞などに対する細胞障害活性が報告されています。

多糖体のコイキサンAには、動物実験いより著しい血糖降下作用が認められています。

アルコール抽出エキスはエールリッヒ腹水胆ガンマウスで制ガン作用を示し、メチルトランスフェラーゼ活性、ホスホリパーゼA2活性ならびにプロスタグランジンE2産生を抑制します。

よく苡仁には、排卵を誘発するテルペノイド誘導体が含まれていますので、妊婦と便秘がちの人は避けた方がいいです。

注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。


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よく苡仁(よくいにん)の原料

よく苡仁(よくいにん)の原料「ハトムギ」は中国、インドシナ地方原産で、日本には古く渡来し、西南部の暖地で栽培されるイネ科の1年草です。薬として利用されるのは、このハトムギの果皮と種皮を除いた種子の部分になります。

よく苡仁(よくいにん)が配合されている漢方薬


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漢方薬の使用上の注意

漢方薬の副作用

漢方薬の「証」の自己判定テスト


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