-地黄(じおう)-


生薬 地黄(じおう)の効能

地黄は漢方治療で、糖尿病に用いられる処方の一つ八味地黄丸(はちみじおうがん)の主構成生薬です。地黄にはその調製法により鮮地黄(せんじおう)、乾地黄(かんじおう)、熟地黄(じゆくじおう)があります。

乾地黄には熱を冷ます作用と血糖降下作用がありますが、虚弱体質の方には不向きです。乾地黄の血糖降下作用はイリドイド配糖体のレーマンノサイド類によるものです、その他、乾地黄エキスには血圧を下げる作用が認められています。

鮮地黄には止血や通経作用があり、熟地黄エキスには血液増加作用や強壮効果があります。

注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。


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地黄(じおう)の原料

地黄(じおう)の原料「アカヤジオウ」は、中国原産のゴマノハグサ科の多年生草本です。根を薬として使用します。中国産の地黄は同種のカイケイジオウの肥大根を用いますが、全体的に大きく、花穂も長いです。なお、花が淡黄色のものをシロヤジオウといいます。

地黄(じおう)が配合されている漢方薬


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漢方薬の使用上の注意

漢方薬の副作用

漢方薬の「証」の自己判定テスト


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