-貝母(ばいも)-


生薬 貝母(ばいも)の効能

貝母にはアルカロイドのベルチシン、フリチラリンなどが含まれています。呼吸中枢を麻庫させたり嘔吐を促したりの激しい作用がありますので、素人判断の服用は避けてください。民間療法では、切り傷に生の根をすりおろして塗布したり、水虫に貝母を酢に漬けたものをつける程度の、外用にとどめるのが無難です。

漢方では鎮咳去疾、排膿、催乳などの目的に貝母が配合されています。貝母アルカロイドには大量で血圧を降下させ、少量ではわずかに上昇させるという血圧調整の作用も報告されています。

さらに『中薬大辞典』では気管支平滑筋への作用が書かれていて、低濃度では拡張、高濃度では収縮することを確かめたといいます。

注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。


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貝母(ばいも)の原料

貝母(ばいも)の原料「アミガサユリ」は、ユリ科の多年草で、中国が原産地といわれています。奈良県の山岳地帯などに多く自生するほか、各地で栽培されています。アミガサユリの球根を、薬に使います。

貝母(ばいも)が配合されている漢方薬


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漢方薬の使用上の注意

漢方薬の副作用

漢方薬の「証」の自己判定テスト


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