車前子はオオバコの種子、車前草はオオバコの全草を指します。車前子、車前草には消炎、利尿、整腸作用の他、鎮咳効果もあります。慢性気管支炎の咳に、車前草の煎液がきわめて有効であることは、臨床的に証明されています。
利尿効果は、この植物に特異な成分として含まれる、イリドイド配糖体のアウクビンが有効成分と思われる。その他、車前子に含まれる粘液性配糖体、プランタゴ-ムチラゲAに免疫活性作用、および血糖降下作用があることが証明されています。
民間的に、ゲンノショウコと同じように車前草を毎日お茶のように飲むと胃腸によいといわれている他、眼病に洗眼料として利用されています。ある地方では、種皮に緩下作用があるとして便秘に利用されていますが、これは粘液質によるものと思われます。
注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。
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