-紫根(しこん)-


生薬 紫根(しこん)の効能

紫根には、消炎、解熱、活血、解毒、抗菌作用があります。漢方では外用として水痘、麻疹に対して処方され、内服としては消炎、解熱、解毒を目標に処方されます。

紫根にはナフトキノン誘導体のシコニン、アセチルシコニンなどの紫色素と、アラントイン、多糖類、有機酸などが含まれています。

軟膏として有名な「紫雲膏」(しうんこう)は、この紫根が主剤になっています。紫雲膏はほとんどの皮膚病、炎症、痔疾、火傷、凍傷、腫物に広く外用されています。特に火傷の痕が残らず、排膿口の治りにくい皮膚病にもよく効きます。

寝たきり病人の床ずれなどにも、効果を発揮します。

注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。


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紫根(しこん)の原料

紫根(しこん)の原料「ムラサキ」は北海道から九州にかけて、山地や草原に自生するムラサキ科の多年草です。根を薬や染料として使用します。

紫根(しこん)が配合されている漢方薬


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漢方薬の使用上の注意

漢方薬の副作用

漢方薬の「証」の自己判定テスト


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