一般的には、橘皮の古くなったものは「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれています。橘皮と陳皮は成分と効能、効果には余り違いがありません。
リモネン、テルピネオールといった芳香性のある精油成分を豊富に含んでいるため、胃液分泌促進作用、胃運動亢進作用や抗炎症、抗アレルギー作用を有し、芳香性健胃薬や腸管にたまったガスを排出する作用を持つ他、食欲増進、吐き気止めなどに利用されています。
また、精油成分には一般に発汗作用があり、初期の風邪などに効果があります。入浴剤として利用すると血行をよくし、肌を滑らかにします。
注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。
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