-枇杷葉(びわよう)-


枇杷葉(びわよう)の概要

枇杷葉(びわよう)は、バラ科の植物であるびわの葉を乾燥させて用いる生薬です。大きくて厚みのある葉の部分が材料になります。

びわの葉茶などの食品と同じ葉を原料としますが、生薬としての枇杷葉は医療用に加工・品質管理されたものであり、用途や扱いが異なります。

漢方では、せきや痰、吐き気、胃の不快感などに関連する処方に配合されることがありますが、症状の改善を断定するものではありません。


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伝統的に期待されてきたはたらき(漢方での考え方)

漢方の考え方では、せきや痰が気になるとき、胃がむかむかする感じや吐き気があるときなどに用いられることがあります。

ただし、症状が強い場合や長く続く場合は、呼吸器や消化器の病気が隠れていることもあるため、自己判断せず医療機関を受診してください。

含まれる成分(分かる範囲で)

枇杷葉には、トリテルペン類などの成分が含まれていることが知られています。これらの成分については研究が行われていますが、特定の病気や症状に対する効果を断定できるものではありません。

材料(基原)・どこから作られる?

枇杷葉は、びわの葉を採取し、乾燥させて作られます。

びわの葉茶などの食品とは用途が異なり、生薬は医療用として品質管理されたものが使用されます。同じ葉でも目的や管理方法が違うため、食品用をそのまま代用することは適切ではありません。

産地や加工方法によって品質に差が出ることがあるため、自己流での使用は避けてください。

注意点・副作用・受診の目安

体質や体調、併用している薬によっては注意が必要なことがあります。妊娠中・授乳中の方、小児、高齢の方、持病のある方、服薬中の方は、使用前に医師や薬剤師へ相談してください。

腹痛、吐き気、下痢などの胃腸症状や、発疹・かゆみなどのアレルギー症状が出た場合は使用を中止し、医療機関に相談してください。

  • 強いせきや息苦しさ、血の混じった痰がある
  • 吐き気や嘔吐が続き、水分がとれない
  • 胸の痛みや発熱が続く
  • 症状が数日以上改善しない、または悪化する

このような場合は、早めに医療機関を受診してください。

「副作用はない」「完全に安全」と言い切れるものではありません。自己判断で長期間連用しないようにしてください。

この生薬が含まれる代表的な漢方薬



まとめ

枇杷葉は、びわの葉を用いる生薬で、せきや痰、吐き気などに関連する処方に配合されることがあります。

食品のびわの葉茶と同じ葉でも、用途や品質管理が異なるため区別が必要です。

強いせきや持続する嘔吐、胸の痛みがある場合は早めに受診し、使用については医師・薬剤師に相談することが大切です。


漢方薬の使用上の注意


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