薄荷には、芳香性健胃、解熱、発汗作用があります。漢方として芳香性の矯味矯臭、駆風、整腸薬とするほか、メントールの鎮痛鎮痒作用を利用してハツプ剤などの外用薬に使います。
薄荷には精油が1.5~4%含まれています。主成分のメントールは70~90%と多く、辛味も強いです。
民間療法としては頭痛のとき薄荷を噛んだり、漆にかぶれたとき薄荷を煎じて患部を洗ったりしました。このほか歯痛や筋肉痛に外用したり、茎と葉を布に詰めこんで風呂に入れると補温性の浴剤となって冷え症に効きます。
注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。
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