独活は、発汗、解熱、鎮痛、消炎利尿薬として風邪、めまい、神経痛などに使われてきました。有効成分はジテルペンアルデヒドのほかアミノ酸、タンニンなどを含んでいます。
アルコール抽出エキスでは、マウスへの経口投与で、鎮痛作用や体温降下作用、ペントバルビタール睡眠延長作用、メタンフェタミン(覚せい剤)による運動機能亢進の抑制作用が確認されています。
民間療法としては、乾燥生薬を煎じて頭痛や歯痛に用います。また地方によっては、軽い打ち身のときなど10%ほどの煎じ液で温湿布するそうです。広く利用されるのは浴剤で、根茎を刻んだものを布袋にたくさん詰め、これを風呂に入れます。
注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。
スポンサードリンク