天麻(てんま)の概要
天麻(てんま)は、ラン科の植物で、ほかの菌に寄生して育つ菌寄生植物に由来する生薬です。主に地下部の塊茎(かいけい)を乾燥させて用います。
漢方では、めまい、頭痛、ふらつきなどが話題になる場面で、体質に合わせた処方に含まれることがあります。
「めまいが治る」「頭痛が必ず良くなる」といったように、効果を言い切ることはできません。
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伝統的に期待されてきたはたらき(漢方での考え方)
天麻(てんま)は、漢方の考え方では、神経の高ぶりをしずめる方向で整えると説明されることがあります。
- めまいやふらつきがある場合に検討されることがあります。
- 頭痛やしびれが気になるときに処方に含まれることがあります。
ただし、めまいや頭痛、しびれの背景には、脳や内耳、血管の病気などが隠れていることがあります。症状が強い、長引く、または悪化する場合は受診を優先してください。
含まれる成分(分かる範囲で)
天麻(てんま)には、フェノール性成分などが含まれているとされています。
これらの成分について研究は進められていますが、研究段階の報告もあり、成分から効果を断定することはできません。
材料(基原)・どこから作られる?
天麻(てんま)は、菌寄生植物であるラン科植物の塊茎を採取し、乾燥させて作られます。
- 食品とは異なり、医薬品として品質や規格が管理されています。
- 産地や加工方法の違いにより、品質に差が生じることがあります。
製品について不明な点がある場合は、医師・薬剤師に確認してください。
注意点・副作用・受診の目安
天麻(てんま)を含む漢方薬がすべての人に合うとは限りません。体質・体調・併用薬によって注意が必要なことがあります。
- 血圧の薬などを使用中の方は、必ず医師・薬剤師に相談してください。
- 妊娠授乳中・小児・高齢の方・持病のある方・服薬中の方は、使用前に医師・薬剤師へ相談してください。
- 吐き気、腹痛、下痢などの胃腸症状や、発疹・かゆみなどのアレルギー症状が出た場合は使用を中止し、医師・薬剤師に相談してください。
受診の目安(次のような場合は早めに受診)
- 突然の強い頭痛、片側のしびれ、ろれつが回らない
- めまいが強く立てない、意識がぼんやりする
- 視界の異常、物が二重に見える
- 症状が数日以上改善しない、または悪化する
自己判断で長期連用しないでください。増量や継続についても、必ず医師・薬剤師に相談してください。
「副作用はない」「安全」と言い切ることはできません。
この生薬が含まれる代表的な漢方薬
まとめ
天麻(てんま)は、めまいや頭痛などが話題になる処方に用いられることがある生薬です(断定はできません)。
菌寄生植物の塊茎から作られる生薬です。
強い頭痛・しびれ・意識異常がある場合は受診を優先し、医師・薬剤師に相談してください。
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