前胡 には去痰作用、冠状動脈血流量の増加作用、鎮静作用があります。漢方では鎮咳、去痰、頭痛、発熱、呼吸困難、胸が苦しいなどを目標に処方されます。
有効成分はクマリンやクマリン誘導体のノダケニンのほか、精油、タンニンなどを含みます。
一般的に柴胡に較べて去痰作用が強いですが、咳、息苦しい、粘稠な痰、寒熱往来などの症状がある感冒には、前胡と柴胡を併用します。
注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。
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