-辛夷(しんい)-


生薬 辛夷(しんい)の効能

辛夷には、鎮静、鎮痛薬として用いられる他、特に鼻の疾患に多く用いられて、鼻ずまりを中心とする鼻炎や蓄膿症に応用されます。

辛夷は精油を含み、主成分はシトラール、シネオール、オイゲノールなどです。アルカロイドのコクラウリンなども認められ、有機酸のバルミチン酸、リノール酸なども含んでいます。

民間療法では鼻炎や頭痛のときに辛夷を用いた。水で煎じて飲むと、それらの症状はだいぶ軽くなるといいます。しかし鼻の疾患に効くとはいえ、辛夷だけで蓄膿症まで治すのは無理です。軽い頭痛や鼻づまりに試す程度にとどめて下さい。

注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。


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辛夷(しんい)の原料

辛夷(しんい)の原料「コブシ」は日本の特産で、山野に広く自生するモクレン科の落葉高木です。漢方で用いるのは開花直前のつぼみです。

辛夷(しんい)が配合されている漢方薬


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漢方薬の使用上の注意

漢方薬の副作用

漢方薬の「証」の自己判定テスト


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