-山薬(さんやく)-


生薬 山薬(さんやく)の効能

山薬は補剤として応用範囲が広く、特に脾臓や胃の虚弱を補い、食欲不振や疲労に滋養強壮、強精薬として、用いられます。でんぷんや消化酵素も多く含まれ、とろろ汁として食用しても効果があり、慢性の下痢にも良いので、まさに医食同源を代表する生薬の一です。

水性エキスに男性ホルモン増強作用が認められ、ステロイドサポニンが関与していると推測されています。

漢方では糖尿病治療薬として処方される八味地黄丸(はちみじおうがん)などに配合されていますが、山薬に含まれる多糖類や糖タンパクが有効成分と思われ、動物実験でも血糖降下作用が報告されています。

注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。


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山薬(さんやく)の原料

山薬(さんやく)の原料「ヤマノイモ」は、山野の日当たりのよい場所に自生するヤマノイモ科のつる性多年草です。中国産はナガイモにあたりますが、同様の効果があります。中国産と区別する意味で、ヤマノイモのことを自然薯(ジネンジョ)ともいいます。

秋、葉が枯れてから地下部を掘り、水洗後、皮を去り、最初しばらく陰干ししてから天日乾燥したものを、薬として使います。

山薬(さんやく)が配合されている漢方薬


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漢方薬の使用上の注意

漢方薬の副作用

漢方薬の「証」の自己判定テスト


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