山椒は芳香性健胃薬、整腸剤、駆虫薬として利用されますが、辛味成分のサンショオールやサンショアマイドなどが内臓器官を刺激して働きを活発にし、消化を促進する効果があります。
また、古い医学書によれば、腹の冷えや痛みを抑える他、回虫を殺すとされていますが、動物実験で山椒の熱水エキスが腸の血流を増加することや、赤痢菌や黄色ブドウ球菌などに対して抗菌活性を示すことが認められています。こうした作用は、精油成分によるところが大きいと考えられています。
注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。
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