茵ちん蒿には肝機能の改善作用や利胆、抗炎症作用があり、主に黄疸の治療に用いられます。その他、尋麻疹やむくみなどにも効果があります。
これらの効果は、有効成分のキャピラリシンや、スコパロンの胆汁分泌促進作用によるものです。またスコパロンは、胆嚢(たんのう)ならびに胆管末端部の平滑筋を弛緩させます。
抗炎症作用は、有効成分のエスクレチンやスコパロンによるものです。
民間療法として、皮膚のかゆみに茵ちん蒿の濃厚な煎液で拭くと、効果があるといわれています。
注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。
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