艾葉は健胃薬として、腹痛、胸やけ、下痢、便秘や急性胃腸炎による嘔吐に用いられます。鼻血止めにもなります。
切り傷、腫れものには生葉の汁を塗布します。薬湯料として、浴槽に入れると、神経痛リュウマチに保温効果が期待されます。
動物実験で、水性エキスに血液凝固抑制作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用が確認されている他、血清脂質の低下や肝機能障害予防作用が報告されています。これらの作用は主として、カフェタンニン、3、5ジカフェオイルキナ酸などのタンニン類によると推測され、また、多糖体に補体活性化作用が認められています。その他、アミラーゼ、インベルターゼ、カタラーゼ、ペルオキシダーゼなどの酵素や、ビタミンAビタミンBビタミンCを含みます。
民間で、茎葉の青汁は高血圧、神経痛によいとされていますし、ヨモギ(艾葉)茶として常用すると胃腸にいいです。
注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。
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