竜骨は、恐竜や古代のマンモスゾウ、サイ、ウマ、ウシなどの化石です。漢方ではこの竜骨をカキの貝殻である牡蛎と配合して、精神衰弱や不眠症、神経性心悸亢進症、高血圧、分裂症、狭心症などを目的に処方されます。
「牡蛎と合わせて使うところに薬効を解くポイントがあるのかもしれない」と、富山医科薬科大の難波恒雄教授は記しています。
竜骨の成分はほとんどが炭酸カルシウムで、ほかにリン、カリウム、ナトリウム、アルミニウム、珪素などの酸化物から成り立っている。微量元素としてはマンガン、マグネシウム、鉄なども検出されていますし、アラニンやグリシンというアミノ酸も含みます。
注意) 生薬(しょうやく)とは漢方薬のもととなっている原料で、植物を中心に、動物や鉱物などの自然由来の原料でできている薬です。
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