-阿膠(あきょう)-


生薬 阿膠(あきょう)の概要

阿膠(あきょう)は、動物由来の生薬で、にかわ状に加工して用いられます。

漢方では、体のうるおいや栄養の側面を支える目的で使われることがあり、体質や状況に合わせて処方の中に組み込まれます。

一方で、体に合わない場合や、体調・持病・併用薬によって注意が必要な場合もあるため、自己判断で使い分けず、専門家に相談しながら確認することが大切です。

伝統的に期待されてきたはたらき(漢方での考え方)

阿膠は、漢方の考え方では「不足を補う」「うるおいを助ける」といった方向で用いられることがあります。

  • 乾燥しやすい体質や、体力が落ちていると感じるときのサポートとして使われることがあります。
  • 出血しやすさや、体の消耗が気になる場面で処方に含まれることがあります(ただし原因はさまざまです)。

ただし、同じ症状でも原因が違うことがあります。強い症状がある場合は、自己判断で様子を見続けず、医療機関での確認を優先してください。

含まれる成分(分かる範囲で)

阿膠は、加工された「にかわ(ゼラチン様の成分)」を主とする生薬です。一般には、たんぱく質由来の成分が中心と考えられます。

成分の詳細は製品や加工方法により差が出る可能性があるため、特定の成分名や作用を断定する形では扱いません。

材料(基原)・どこから作られる?

阿膠は、動物の皮などを煮出して得られるにかわを精製し、固めたものが用いられます(動物由来の生薬です)。

  • 食品とは違い、医薬品・生薬として品質管理や規格が関係します。
  • 原料や製法、精製の度合いによって、品質や体感に差が出ることがあります。

購入・使用の判断は、医師・薬剤師の説明や、製品の情報(原材料、注意事項)を確認したうえで行うのが安全です。

注意点・副作用・受診の目安

阿膠を含む漢方薬がすべての人に合うとは限りません。体質や体調、併用薬によって注意が必要なことがあります。

  • 妊娠中・授乳中の方、子ども高齢の方は、使用前に医師・薬剤師へ相談してください。
  • 持病がある方(肝臓・腎臓の病気、心臓病、血液に関わる病気など)や、処方薬を服用中の方は、飲み合わせや病状への影響を確認する必要があります。
  • 胃腸が弱い方は、胃のもたれ、吐き気、下痢などが出ることがあります。無理に続けず相談してください。
  • アレルギー体質の方は、発疹・かゆみなどが出ることがあります。症状が出たら中止して相談してください。

次のような症状がある場合は、早めに相談・受診を検討してください

  • 息苦しさ、強いせき、発熱が続く
  • 発疹が広がる、顔や唇が腫れる
  • 強い腹痛、下痢が止まらない、吐き気が強い
  • 皮ふや白目が黄色い、尿が濃い、強いだるさ(肝臓の異常の可能性)

まれなケースでも早めに対応することが大切です。不安があるときは、自己判断で増量・変更せず、医師・薬剤師に相談してください。

この生薬が含まれる代表的な漢方薬

阿膠は、いくつかの漢方処方で使われることがあります。サイト内で該当ページがあるものは、次のリンクから確認できます。


まとめ

阿膠(あきょう)は、動物由来の生薬で、漢方では不足を補い、うるおいを助ける目的で用いられることがあります。

原料や製法で品質に差が出る可能性があり、食品とは扱いが異なります。

体質・持病・併用薬によって注意が必要なことがあるため、不安がある場合は医師・薬剤師に相談するのが安全です。


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