桔梗石膏は単独で用いることは少なく、体力的に関係なく、おもに咳や化膿を伴う場合に、他の漢方薬に配合して用います。解熱、消炎作用と鎮咳、去疾、排膿作用があります。
桔梗石膏(ききょうせっこう)の効能
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適応される症状
扁桃炎、咽頭炎
化膿炎症
配合生薬
配合生薬の効能
桔梗(ききょう)
桔梗には、去痰、鎮痛、鎮静、解熱、抗炎症、抗腫瘍、抗潰瘍作用など多くの効果があります。これらの効果は有効成分サポニンのプラチコジンによるもので、動物実験で証明されています。
その他、有効成分のイヌリンはマクロファージ(免疫細胞)を活性化し、動物実験で抗がん作用が認められています。
漢方では、去痰や消炎、俳膿、鎮咳などに処方されています。民間療法として、葉の生汁を漆かぶれに塗るとよいといわれています。
石膏(せっこう)
石膏には、解熱作用 消炎作用 止渇作用 鎮静、鎮痙作用、抗アレルギー作用、収斂作用(組織を引き締め作用)があります。漢方では、利尿、激しい喉の渇き、体全体の熱さましを目標に処方されます。
成分は、主に含水硫酸カルシウム、微量に二酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化鉄があります。
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